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​会津喜多方
祭囃子盆踊り保存会の演奏

2024年11月2日 会津喜多方会にて

【会津磐梯山庄助おどり】

昭和41年(1966年)8月、「会津磐梯山庄助おどり」として目抜き通りでの盆踊りを始める際に、「小原庄助さん」の部分だけ喜多方独自の振り付けをということでできたものです(詳しくは会報16号11頁)。

踊りがちょっと難しいな、というので、翌年以降は踊る人も少なく、途絶えてしまいました。しかし、そこはさすが保存会の皆さんです。当時の振付けを今も継承しているというので、会津喜多方会の場で披露していただきました。

【喜多方の祭囃子】

今回は5曲。以下の説明は保存会の25周年記念CD(平成2年10月)の解説文を参考にしました。

◆松年神楽(しょうねんかぐら)

 松の緑のいつまでも変わらない目出たさを寿ぐ曲。軽快でリズミカル、華やかな曲調で、保存会では最初に演奏することが多いようです。

◆若囃子(わかばやし)

 弾みのある賑やかで楽しい曲。別名は馬鹿囃子(ばかばやし)。

◆練り込み

 太鼓台が神社の参道にさしかかるときに奏する曲で、前半がゆったりとした「静」と呼ばれる序奏、お宮に近づくと徐々に気分が高まり、突如として急テンポの「動」の調べに一変する。キザミとも呼ばれ、笛、太鼓、掛け声の最高の技量を競う部分。太鼓台がすれ違う際に演じられたことから喧嘩囃子とも言われたそうです。

◆四丁目(しちょうめ)とチャチャメンコ(別名、篭廻り)

 いずれも江戸期の寄席の出囃子あるいは幕間の音曲で、花柳界経由で伝わったと言われています。かつて、四丁目は月見町、チャチャメンコは御清水の粋筋が演奏して異彩を放っていたといいます。

© 2019 会津喜多方会

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